ラプターの塗料は市販されているので、自分で塗れます。公式も「個人が DIY で楽しむ範囲ならば自由」と書いています。ただし失敗しやすいところがはっきり決まっているので、どこでつまずくのかを、正規施工店の立場から正直に書きます。愛知・津島市のEXIST。
| 方法 | 道具 | 向いている範囲 |
|---|---|---|
| エアゾール缶 | ラプターエアゾール 400mL(2液) | ドアノブ、ミラー、小物。試しにやってみる用 |
| ローラー | ローラー&トレイセット | 荷台のような広くて平らな面。粒感は粗めになる |
| スプレーガン | 専用ガン(Feel RAPTOR ほか)/HVLP 1.7〜2.5mm・8〜12CFM | 仕上がりを揃えたいとき。エアコンプレッサーが要る |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 混合比率 | 主剤:硬化剤=3:1 |
| ポットライフ | 60分(20℃) |
| 塗装間隔 | ガン・ローラーで60分/HVLPで35分 |
| 硬化時間 | 触れるまで1時間、完全硬化まで12〜72時間(膜厚による) |
| コート数 | 最大2〜3回(標準的な2回塗りで12ミル以上) |
| レデューサー(希釈) | 不要(オプションで最大20%まで) |
| 使用量の目安 | 4Lキットで軽トラックの荷台1台分(塗膜厚め) |
| 塗れる素材 | スチール、アルミ、木材、既存塗装、エポキシプライマー、硬質プラスチック、FRP ほか |
当店は屋内で、脱着して塗っています。下地の工程がそのまま仕上がりに出ます。
| こんなとき | 理由 | |
|---|---|---|
| DIYでいい | 軽トラの荷台、下回り、ロールバー、自作の棚や鉄部 | 多少ムラが出ても実用に困らない。面が見えにくい |
| DIYでいい | とりあえず試したい小物(ドアノブ、小さなカバー) | エアゾール1本で足りる。失敗しても上から塗り直せる |
| やめておく | バンパー・グリルなど、顔まわりの未塗装樹脂 | 下地の処理を外すと剥がれる。いちばん目に付く場所でもある |
| やめておく | 調色して色を作りたいとき | トナーは5〜10%しか混ぜられず、再現も難しい |
| やめておく | 車1台まるごと | 塗料の量・乾燥場所・マスキングの手間が、家ではまず賄えない |
上から塗り直せます。ラプターはラプターの上に乗るので、「自分でやってみたけど剥がれてきた」という状態からでも直せます。
ただし、剥がれかけている層は落とさないといけません。上からかぶせても、下が浮いていればまた剥がれます。結果として、最初からプロに出すより手間も金額も増えることが多いです。そこだけ知ったうえで挑戦してください。
RAPTOR JAPAN は公式にこう書いています。「ラプターは塗料であり、即ち未完成品であるため、施工者の意思によって完成品を作り出します」。そして「個人が DIY で楽しむ範囲ならば自由ですが、これを商売とする施工者には必要なスキル」とも。
つまり同じ缶を使っても、結果は施工者で変わるという前提の塗料です。EXISTはその正規施工店で、認定番号は 241239 です。
できなくはありません。ローラー用のキットも売っています。ただし吹いたものとは別物の仕上がりになります。
外から見える面をローラーで塗ってしまうと、あとから吹き直すには削り落とすところからになります。外装は吹くことをお勧めします。
塗るか、塗ってある車に買い替えるか
いま乗っている車を塗る費用と、すでに塗って仕上げてある車に買い替える費用は、思っているほど離れていないことがあります。当店は中古車も、塗ってから店に並べています。
現実的ではありません。エアゾールは400mLで、公式の目安では4L(=10本ぶん)で軽トラの荷台1台分です。量と塗り継ぎの跡を考えると、広い面には向きません。
不要です。公式でも「レデューサーは必要ありません(オプションで最大20%)」となっています。勝手に薄めると膜厚が出ず、性能が落ちます。
硬化時間が温度で変わります。寒い時期は完全硬化まで時間がかかるので、塗ったあとすぐ使わないよう気をつけてください。
できます。剥がれかけている層を落としてから塗り直します。現状の写真を送っていただければ、どこまで落とす必要があるかお伝えします。
塗装の色を変えても、現行の自動車検査証に「車体の色」の記載はなく、変更登録の対象にも含まれません。届出なしで車検も通ります。
荷台や下回りを、自分で塗ってみたい。それなら止めません。見える場所ではないし、失敗しても塗り直せます。道具と手順を守れば十分やれます。
白化した樹脂を戻したいだけなら、塗る前にもっと安い方法があります(未塗装樹脂の白ボケは戻せるか)。
「途中まで自分でやった」という状態でも構いません。車種と、今どうなっているかの写真を送ってください。直せるかどうかを正直にお伝えします。
メールでのご相談は無料です。お電話(0567-23-5722/10:00〜19:00)でも。
施工ずみの車を、そのまま買うこともできます
自分の車に施工するほかに、当店が先に仕上げた車を買うという選び方もあります。いま店にある30台のうち23台がラプターライナー施工ずみ。塗装代を別に払う必要がなく、支払総額に全部入っています。