作業車をカスタムしたい、と言っても車種で勘所がまるで違います。ハイエース、キャラバン、軽バン、軽トラ、プロボックス。当店が実際に触っていて「ここを押さえると化ける」と思う点を、車種ごとに書きます。
車種の話に入る前に、どの車でも効く順番があります。
この3つは車種を問いません。逆に言うと、予算が限られているならこの順番でやるのが一番変化が大きい。パーツを足すのはその後でいいと思っています。
いちばん相談が多い車です。既製の架装キットが豊富で、ベッド、棚、内装トリムまで選び放題。自分で組み合わせて仕上げていきたい人に向いています。
勘所はグレードとサイズの確認。標準ボディとワイド、標準ルーフとハイルーフで、使えるパーツがまったく変わります。「ハイエース用」と書いてあっても自分の車に付くとは限らないので、買う前に型式まで確認してください。
塗装で言うと、面が大きいぶん色の印象が強く出ます。見本で見るより2段階ほど派手に見えると思っておいてちょうどいい。
車種ごとの仕上げ例です。
既製パーツはハイエースより少ないです。そのぶん現場でかぶりません。ワンオフや加工前提になることが多いので、「相談しながら作る」のが好きな人に向いています。
中古の相場がハイエースより安いので、同じ総額なら仕上げにお金を回せるのが実際的な利点です。
小さいぶん塗装の費用が読みやすいのが最大の利点です。はじめて色を変える人に一番勧めやすい車種でもあります。
勘所は荷室の高さ。棚を作るときに天井までの寸法を測らずに設計すると、積みたいものが入らないという事故が起きます。何を積むかを先に決めてから棚を考えてください。
車中泊やアウトドア用途で相談されることも増えました。仕事で平日使って、休日は遊びに使う。この使い方が一番多いです。
荷台をどうするかがすべてです。ロールバー(鳥居)、荷台のラック、あおりの塗り分け。ここを整えると軽トラは一気に変わります。
荷台の床は傷と錆が集中する場所なので、ラプターライナーで塗っておくと長持ちします。本来これはピックアップの荷台を守るための塗料なので、軽トラの荷台は一番相性のいい使い方です。
積み方には決まりがあるので、ラックを組むときは寸法も一緒に見ます。
最近よく名前が挙がるようになりました。乗用車に近い車格で、街中の取り回しがいい。荷物は多くないが移動距離が長い仕事に向いています。
カスタムは「やりすぎない」のが正解だと思っています。淡い色に塗って、樹脂まわりを黒くして、ホイールを替える。この3つだけで十分に雰囲気が変わる車です。
| こういう使い方 | 向いている車 |
|---|---|
| 長物を積む・人も乗せる | ハイエース/キャラバン |
| 現場が狭い・コインパーキングをよく使う | NV200バネット/プロボックス |
| 毎日短距離・とにかく維持費を抑えたい | 軽バン |
| 土や資材を積む・汚れ物を載せる | 軽トラック |
| 休日も使いたい | 軽バン/キャラバン |
そのとき程度のいい個体を仕上げて出しているので、キャラバンもエブリイもボンゴもバネットも扱います。持ち込みのカスタムも車種で断ることはありません。
仕上げ済みの在庫は在庫一覧から見られます。「この仕様で別の車種を」という相談もできます。
塗るか、塗ってある車に買い替えるか
いま乗っている車を塗る費用と、すでに塗って仕上げてある車に買い替える費用は、思っているほど離れていないことがあります。当店は中古車も、塗ってから店に並べています。
車種が決まっているなら車種と年式を、決まっていないなら「何を積むか・何人乗るか・どこに停めるか・何年使うか」を教えてください。メールでのご相談は無料です。