バンパーガードを付けたい。ルーフキャリアを載せたい。色を変えたい。でも車検は大丈夫なのか。——ここでいちばん多い質問です。愛知県津島市のEXISTが、分かっている範囲で正直に書きます。
先に結論を書きます。ほとんどのカスタムは車検に通ります。ただし「付け方」と「届け出」で結果が変わります。同じパーツでも、付け方が違うと通らないことがあります。
そしてもうひとつ。最後に通すか通さないかを決めるのは検査場です。当店が「絶対に通ります」と言える立場ではありません。だからEXISTでは、取り付けたあとの状態で確認してから納車します。
| パーツ | 見られるところ |
|---|---|
| バンパーガード グリルガード |
とがった部分・鋭い角が無いか(歩行者に当たったときのため)。ナンバー・ライト・ウインカーを隠していないか。車体からどれだけ前に出るか |
| ルーフキャリア ルーフラック ルーフボックス |
高さが変わるので、そこがいちばん大事。積んだ状態での全高。前後に飛び出していないか。しっかり固定されているか |
| リアラダー (後ろのはしご) |
後ろに出る長さ。ナンバーと後ろのランプ類を隠していないか。角がとがっていないか |
| 全塗装 (色を変える) |
車検には影響しません。届出も要りません。いまの車検証には「車体の色」の欄が無いためです(下に書きました) |
| ラプターライナー塗装 | 色を変えなければ手続きも不要です。塗膜が厚くなるだけで、寸法が変わるほどではありません |
| ホイールを黒く塗る | サイズを変えなければ問題ありません。タイヤが車体からはみ出していないかは見られます |
ここはよく誤解されているところです。全塗装して色が変わっても、届出は要りません。車検もそのまま通ります。
理由は単純で、いまの車検証には「車体の色」を書く欄が無いからです。道路運送車両法で届け出ることになっている中身(型式・車台番号・原動機の型式・所有者の氏名や住所・使用の本拠の位置)にも、色は入っていません。書いていないものは、書き換えようがありません。
「色を変えたら届出が要る」と言われるのは、昔の車検証には色の記載があったからだと思われます。車庫証明の申請書には色を書く欄があるので、そこと混ざることもあります。くわしくは車の色を変えると車検はどうなる?に、根拠まで書いています。
「全塗装すると事故車扱いになるのでは」という心配も、よく聞きます。なりません。事故車(修復歴車)かどうかは、車の骨格にあたる部分を直したか・交換したかで決まります。塗装は関係ありません。
ルーフキャリアやエアロパーツなど、後から付けることが前提の部品には「指定部品」という枠があります。指定部品にあたるものを簡単に外せるやり方(ボルト留めなど)で付けている場合は、多少寸法が変わっても手続きが要らないことがあります。
ただし「指定部品だから何をしても大丈夫」ではありません。付け方が溶接などで簡単に外せない場合、扱いが変わります。ここは実物を見ないと判断できないところです。写真を送っていただければ、見たうえでお答えします。
キャリアで背が高くなった、荷室を作り替えた、といった場合、決められた範囲を超えると「構造変更」の検査を受けることになります。「もう付けられない」という話ではなく、手続きをすれば正規に通せるという意味です。
EXISTは構造変更の手続きもやります。「リアの荷室を広く使いたい」というご相談から構造変更まで進めたこともあります。使い方に合わせて車を作り替えたい方は、先にご相談ください。作ってから「通らない」となるのが、いちばんもったいないです。
当店で付けた例です。どちらもボルト止めなので、指定部品の扱いになります。
| やること | |
|---|---|
| 1 | 付けたいパーツと車種を教えてください。持ち込みのパーツでも大丈夫です |
| 2 | 付ける前に、引っかかりそうなところをお伝えします。「これは付け方を変えたほうがいい」「これは届け出が要る」など |
| 3 | 取り付け。車検に通る付け方でやります |
| 4 | 取り付けたあとの状態で確認してから納車します。寸法・突起・ライトの見え方 |
| 5 | 届け出や構造変更が要るものは、こちらで手続きします |
なおEXISTは指定工場(自社で車検を完結できる工場)ではありません。整備は自社でやって、車検は陸運局へ持ち込みます。認証工場・指定工場とも提携しています。車検だけのご依頼も受けています(当店で買っていない車でも大丈夫です)。
それぞれ、条件と数字まで踏み込んで書いた記事があります。
| ハイエースのバンパーガードは車検に通る? 指定部品の数字と、寸法がOKでも落ちる3つ |
| ルーフラックは車検に通る? 構造変更の費用と、指定部品の話 |
| 車の色を変えると車検はどうなる? 届出が要らない根拠 |
| 軽トラの荷台からはみ出していい長さ 2022年に変わった数字 |
ハイエースは社外のバンパーガード・グリルガードがいちばん多く出ている車です。通るかどうかは、メーカーや形ではなく付け方で決まります。
ハイエースのカスタム全体はハイエースの全塗装・カスタムにまとめました。
ルーフキャリアもルーフボックスも、考え方は同じです。ボルトで留めてあって工具で外せるなら指定部品にあたるので、全高が+4cmを超えたというだけで構造変更にはなりません。
ただし実際の全高は変わります。立体駐車場やトンネルの制限、それと積んだ荷物のはみ出しは別の話です。付けたまま車検に出すのか、外して受けるのかは先に決めておいてください。高さと幅の考え方はルーフキャリアは車検に通る?に詳しく書きました。
オーバーフェンダーは、取り付け方と、全幅がどれだけ変わるかの2つで見られ方が変わります。
形と固定方法で判断が分かれる部品なので、付けてから相談されると手戻りになります。買う前に写真を見せていただければ、どう見られそうかをお伝えします。
塗ってある車を、そのまま買うこともできます
当店は中古車も、色を変えて樹脂まわりを仕上げてから店に並べています。支払総額・年式・走行距離・修復歴は1台ずつ書いています。
付け方によります。とがった部分が無いこと・ナンバーやライトを隠さないことがまず大事です。市販のバンパーガードでも、車種と年式の組み合わせによっては引っかかることがあります。付けたいパーツの写真と車種を送ってください。付ける前にお答えします。
いちばん見られるのが高さです。キャリアそのものの高さに加えて、何を載せるかでも変わります。車検証に書いてある全高から変わる量が大きいと、手続きが必要になることがあります。使っているキャリアの型と、載せるものを教えてください。
受けられることが多いですが、高さが変わるので事前の確認をおすすめします。車検のときだけ外すという手もあります。外すのが大変な付け方になっているかどうかも見ます。
後ろに出る長さと、ナンバー・ブレーキランプ・ウインカーが隠れていないかを見ます。角がとがっているものは対策が要ることがあります。EXISTでも取り付けをやっています。
何も変わりません。届出も要りません。いまの車検証には「車体の色」の欄が無いためです。事故車扱いにもなりません。根拠は車の色を変えると車検はどうなる?に書いています。
その状態で見ます。写真を送っていただければ、だいたいのところはお答えできます。直したほうがいいところがあれば、どう直すかも一緒にお伝えします。車検の前に分かったほうが安く済みます。
できます。EXISTで買った車でなくても大丈夫です。カスタムしてある車の車検を断られた、という方のご相談も受けています。
文章だけだと分からないことが多いので、車の写真と、付けたいパーツが分かるものを送っていただくのがいちばん早いです。メールでもLINEでも大丈夫です。ご相談だけで終わっても構いません。
愛知県津島市。名古屋市内から車で40分ほどです。津島市・愛西市・あま市・弥富市・稲沢市・蟹江町・一宮市、三重県桑名市あたりから来ていただいています。
お店でやっていること全体は愛知県津島市のカスタムカー・作業車カスタム専門店 EXISTにまとめています。
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