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ラプターライナー

ラプターライナーで全塗装|費用とジムニー・向く車

公開 更新 書いた人:梅谷 亮介

「ラプターで車まるごと塗れますか?」塗れます。公式の塗装用途にも「ボディ本体」が入っています。ただし、普通の全塗装とはまったく別の仕上がりになります。向く車と向かない車がはっきり分かれるので、費用の話の前にそこを書きます。愛知・津島市のEXIST(RAPTOR JAPAN 正規施工店)。

普通の全塗装と、何がどう違うのか

普通の全塗装 ラプターで全塗装
見た目 平滑でツヤがある ざらついていて、ツヤは低い
塗膜の厚み 薄い 厚い(標準的な2回塗りで12ミル以上)
擦り傷 入ると目立つ 当たっても目立ちにくい
直し方 ぼかして磨く 上から塗り足す
戻せるか 塗り替えられる 剥がすのは現実的でない

性能の数字は公開されている

ラプターは英国 U-POL 社の2液ウレタン系コーティング塗料です。「頑丈らしい」で終わらせずに、公式に出ている試験データを並べます。

項目 試験 結果
鉛筆硬度 ASTM D3363 ガウジ硬度 6H
耐摩耗 ASTM D4060-14(テーバー CS-10/1000g) ブレークスルーまで最低8000サイクル
耐チップ ASTM D3170(エポキシプライマー使用時) 8B @23℃
耐衝撃 ASTM D2794 7日 10/10・30日 9/10・90日 9/10
塩水噴霧 ASTM B117(防錆エポキシプライマー) 1000時間以上
耐薬品 ASTM D1308 ディーゼル・ガソリン・油圧オイル・キシレン ほか
耐温度 — −18℃ 〜 100℃
促進耐候(QUV) 5000時間 光沢60º 10.7 → 10.2

出典:RAPTOR JAPAN(U-POL社に認可された日本国内唯一のディストリビューター)公式サイトの製品一覧・技術データ raptorjapan.com(2026年9月12日 閲覧)

作業車にとって効くのはここです。荷台に工具を放る、リアゲートの角をぶつける、燃料や油がかかる。普通の塗装なら痕が残る使い方でも、ラプターは耐えます。

どれくらい塗料が要るのか(費用のもと)

公式のデータに、分かりやすい目安があります。4Lキットで、平均的な軽トラックの荷台1台分(塗膜を厚めにした場合)。

荷台ひとつで4L。ここから、車1台まるごとなら何倍必要かが想像できると思います。ラプターの全塗装が普通の全塗装より高くなりがちなのは、塗料そのものの量と、厚く塗るための手間が理由です。

当店は現車を見てから総額でお出しします。部位別の目安はラプターライナー塗装のページに載せています。

まるごとではなく、ボディは全塗装、樹脂まわりをラプターで締めた例です。

グレーに全塗装し、ルーフとボンネットをラプターライナーで黒くしたダイハツ ハイゼットトラック
ダイハツ ハイゼットトラック/全塗装+ラプターライナー
グレーに全塗装し樹脂をラプターライナーで締めたスズキ エブリイ
スズキ エブリイ/全塗装+ラプターライナー

向く車・向かない車

車の例 理由
向く 軽トラ、ジムニー、ピックアップ、現場車、四駆 当てる・積む・汚れる使い方。ざらつきが味になる
どちらでもない ハイエース、キャラバン、軽バン ボディは普通の塗装、樹脂パーツだけラプターという分け方が向く
向かない ツヤを出したい車、売るときに純正色へ戻したい車、平らな面が広い車 元に戻せない。平らな面ほどざらつきが目立つ

EXISTが「まるごとラプター」をあまり勧めない理由

当店の定番は「ボディは淡いくすんだソリッドの通常塗装、樹脂パーツはラプター」です。まるごとラプターにしないのには理由があります。

もちろん「まるごとラプターにしたい」というご依頼は受けます。軽トラやジムニーでは実際に人気があります。ただ、上の話を聞いたうえで決めてください。

なぜ「正規施工店」なのか

RAPTOR JAPAN は公式に、こう書いています。「ラプターは塗料であり、即ち未完成品であるため、施工者の意思によって完成品を作り出します」「薄膜で施工しても衝撃・打撃・摩擦には耐えられません」と。

上に並べた試験データは、適正な膜厚で、適正な下地に塗ったときの数字です。薄く塗れば、ただのざらついた塗装になります。施工代理店の制度があるのはそのためで、EXISTはその正規施工店です(RAPTOR JAPAN 公式の施工店一覧に掲載。認定番号 241239)。

出典:RAPTOR JAPAN(U-POL社に認可された日本国内唯一のディストリビューター)公式サイトの製品一覧・技術データ raptorjapan.com(2026年9月12日 閲覧)

塗るか、塗ってある車に買い替えるか

いま乗っている車を塗る費用と、すでに塗って仕上げてある車に買い替える費用は、思っているほど離れていないことがあります。当店は中古車も、塗ってから店に並べています。

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よくある質問

どれくらい預かりますか?

全塗装は2〜4週間が目安です。ラプター自体は触れるまで1時間、完全硬化まで12〜72時間(膜厚による)。下地づくりと分解にかかる時間のほうが長くなります。代車をご用意していますので、日程が決まったら早めにお知らせください。

色は黒だけですか?

黒・白のほか、TINTABLE というベースに塗料を混ぜて色を作れます。混ぜられるのは5〜10%程度なので、落ち着いた色が得意です。

洗車機に入れられますか?

洗車機は避けてください。ブラシがざらついた面に当たります。高圧洗浄機も当てないでください。凹凸に入った汚れは、日頃の手洗いでこまめに落とすのがいちばんです。

車検は通りますか?

塗装の色を変えても、現行の自動車検査証に「車体の色」の記載はなく、変更登録の対象にも含まれません。届出なしで車検も通ります。

同業者ですが、外注で頼めますか?

受けています。ディーラー・整備工場・板金屋さんからのご依頼に対応しています。詳しくはラプターライナー塗装のページをご覧ください。

剥がれることはありますか?

下地の作り方と膜厚で決まります。ラプターライナーは剥がれるのかに、原因と条件を書きました。

当店に頼まなくていい場合

ツヤのある仕上がりが欲しいなら、普通の全塗装のほうが確実です(全塗装・オールペン)。

傷んでいるのが1か所だけなら、全部塗る必要はありません。板金塗装か、部分施工で足ります。

ご相談

車種と年式、塗りたい範囲、今の状態が分かる写真。この3つで、おおよその金額と日数をお返しします。

メールでのご相談は無料です。お電話(0567-23-5722/10:00〜19:00)でも。

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お名前と内容だけで大丈夫。車種・使い方・予算を書いてもらえれば、できること・かかる費用・納期を正直にお返しします。

EXIST(イグジスト)店長の梅谷 亮介
この記事を書いた人:梅谷 亮介/EXIST(イグジスト)店長

愛知県津島市で、仕入れた車を自社で塗ってから売っています。全塗装もラプターライナーも自分の手で。ご相談・お見積り・納車まで、基本的に私が伺います。キャンプと魚釣りが好きなので、遊びで使う車の話もよく聞かれます。

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