社用車の色を変えたい、社名を入れたい。そのときに必ず出てくるのが「ラッピングと全塗装、どっちがいいのか」です。当店は全塗装の店ですが、ラッピングのほうがいい会社もあります。5年で見たときの費用と、判断の分かれ目を正直に書きます。
| こういう会社は | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| リース車・数年で返す | ラッピング | 剥がせば元に戻せる。原状回復の費用が読める |
| 自社所有で長く乗る | 全塗装 | 10年もつ。5年で貼り替える必要がない |
| デザインや写真を入れたい | ラッピング | 印刷なので絵柄が自由 |
| 単色で仕上げたい | 全塗装 | 面で色を変えるなら塗るほうが自然 |
| すぐ使いたい | ラッピング | 施工自体は1〜2日 |
| 傷や錆を直したい | 全塗装 | 貼っても下地の傷は消えない |
全塗装は20〜50万円、フルラッピングは25〜50万円あたりが相場です(ヤマガ)。1台だけなら、ラッピングのほうが高くつくことも普通にあります。「貼るほうが安い」と思っている方が多いのですが、そうとは限りません。
ただし台数が増えると話が変わります。同じデザインを何台にも貼る場合、印刷は枚数を増やすだけなので単価が下がります。工期も短いので、車を止める日数のコストも小さくなります。5台10台の営業車を揃えるなら、ラッピングのほうが総額で有利になりやすいです。
全塗装した例です。塗ってしまえば、色あせるまでそのまま乗れます。
| 全塗装 | ラッピング | |
|---|---|---|
| 持つ年数の目安 | 約10年 | 3〜5年 |
| 劣化のしかた | 艶が引けてくる | 縮む・端が浮く・色が褪せる |
| やり直し | 塗り直し | 剥がして貼り替え |
ここを見落とすと計算がずれます。ラッピングを10年使うなら、途中で1回は貼り替えることになります。初回だけで比べると同じくらいでも、10年で見ると差が開きます。
逆に3年で返すリース車なら、貼り替えは発生しません。この場合はラッピングの弱点が出ないので、素直にラッピングが有利です。
ラッピングの一番の強みは可逆性です。フィルムを剥がせば元の塗装に戻るので、リース終了時の原状回復で費用が読めます。全塗装してしまうと、返すときに塗り直しを求められることがあります。
ただし注意があります。メーカーの推奨年数を超えて貼りっぱなしにすると、剥がすときに糊が残ったり、下の塗装を傷めることがあります(ヤマガ)。「戻せるから安心」は、期限内に剥がした場合の話です。
ラッピングは施工自体は1〜2日。デザインの制作や印刷を含めても2週間くらいが目安です(ヤマガ)。
全塗装は当店で2〜4週間いただいています。分解して、下地を作って、塗って、乾かして、組み直すからです。仕事で毎日使う車だと、ここが一番のハードルになります。代車の相談は最初にしてください。
よくやるのが組み合わせです。ボディは全塗装で好きな色にして、社名やロゴはカッティングシートを貼る。文字だけなら数万円で、車を替えるときも剥がせます。
写真やグラデーションを使った凝ったデザインを入れたいなら、全面ラッピングのほうが向いています。塗装で絵は描けません。
この4つに当てはまるなら、ラッピングの専門店に相談したほうがいい結果になります。無理に塗る話にはしません。
当店がやっているのは4つ目です。淡いソリッドで全塗装して、バンパーやグリルをラプターライナー塗装で黒くして、ホイールも黒にする。この組み合わせはフィルムでは作れません。色の選び方は現場で選ばれている色に書きました。
塗るか、塗ってある車に買い替えるか
いま乗っている車を塗る費用と、すでに塗って仕上げてある車に買い替える費用は、思っているほど離れていないことがあります。当店は中古車も、塗ってから店に並べています。
純正色から変えると、下がることも上がることもあります。詳しくは事故車扱いになる? もったいない?に書きました。
どちらも不要です。車検証に車体の色の記載欄がなく、寸法も重さも変わらないためです。
金額と内容で修繕費か資本的支出かが変わります。社用車の全塗装は経費で落ちる?で判断の基準を書いています。
あります。全塗装済みの作業車を在庫で持っています。仕上がった中古を買うか、ベースから作るかも参考にしてください。
「何台か・何年乗るか・自社所有かリースか・いつまでに要るか」。この4つを教えてもらえれば、ラッピングを勧めるべきかどうかも含めて答えます。
仕上げの内容は全塗装・オールペンに。メールでのご相談は無料です。在庫は在庫一覧にあります。
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