「ラプターで車まるごと塗れますか?」塗れます。公式の塗装用途にも「ボディ本体」が入っています。ただし、普通の全塗装とはまったく別の仕上がりになります。向く車と向かない車がはっきり分かれるので、費用の話の前にそこを書きます。愛知・津島市のEXIST(RAPTOR JAPAN 正規施工店)。
| 普通の全塗装 | ラプターで全塗装 | |
|---|---|---|
| 見た目 | 平滑でツヤがある | ざらついていて、ツヤは低い |
| 塗膜の厚み | 薄い | 厚い(標準的な2回塗りで12ミル以上) |
| 擦り傷 | 入ると目立つ | 当たっても目立ちにくい |
| 直し方 | ぼかして磨く | 上から塗り足す |
| 戻せるか | 塗り替えられる | 剥がすのは現実的でない |
ラプターは英国 U-POL 社の2液ウレタン系コーティング塗料です。「頑丈らしい」で終わらせずに、公式に出ている試験データを並べます。
| 項目 | 試験 | 結果 |
|---|---|---|
| 鉛筆硬度 | ASTM D3363 | ガウジ硬度 6H |
| 耐摩耗 | ASTM D4060-14(テーバー CS-10/1000g) | ブレークスルーまで最低8000サイクル |
| 耐チップ | ASTM D3170(エポキシプライマー使用時) | 8B @23℃ |
| 耐衝撃 | ASTM D2794 | 7日 10/10・30日 9/10・90日 9/10 |
| 塩水噴霧 | ASTM B117(防錆エポキシプライマー) | 1000時間以上 |
| 耐薬品 | ASTM D1308 | ディーゼル・ガソリン・油圧オイル・キシレン ほか |
| 耐温度 | — | −18℃ 〜 100℃ |
| 促進耐候(QUV) | 5000時間 | 光沢60º 10.7 → 10.2 |
作業車にとって効くのはここです。荷台に工具を放る、リアゲートの角をぶつける、燃料や油がかかる。普通の塗装なら痕が残る使い方でも、ラプターは耐えます。
公式のデータに、分かりやすい目安があります。4Lキットで、平均的な軽トラックの荷台1台分(塗膜を厚めにした場合)。
荷台ひとつで4L。ここから、車1台まるごとなら何倍必要かが想像できると思います。ラプターの全塗装が普通の全塗装より高くなりがちなのは、塗料そのものの量と、厚く塗るための手間が理由です。
当店は現車を見てから総額でお出しします。部位別の目安はラプターライナー塗装のページに載せています。
まるごとではなく、ボディは全塗装、樹脂まわりをラプターで締めた例です。
| 車の例 | 理由 | |
|---|---|---|
| 向く | 軽トラ、ジムニー、ピックアップ、現場車、四駆 | 当てる・積む・汚れる使い方。ざらつきが味になる |
| どちらでもない | ハイエース、キャラバン、軽バン | ボディは普通の塗装、樹脂パーツだけラプターという分け方が向く |
| 向かない | ツヤを出したい車、売るときに純正色へ戻したい車、平らな面が広い車 | 元に戻せない。平らな面ほどざらつきが目立つ |
当店の定番は「ボディは淡いくすんだソリッドの通常塗装、樹脂パーツはラプター」です。まるごとラプターにしないのには理由があります。
もちろん「まるごとラプターにしたい」というご依頼は受けます。軽トラやジムニーでは実際に人気があります。ただ、上の話を聞いたうえで決めてください。
RAPTOR JAPAN は公式に、こう書いています。「ラプターは塗料であり、即ち未完成品であるため、施工者の意思によって完成品を作り出します」「薄膜で施工しても衝撃・打撃・摩擦には耐えられません」と。
上に並べた試験データは、適正な膜厚で、適正な下地に塗ったときの数字です。薄く塗れば、ただのざらついた塗装になります。施工代理店の制度があるのはそのためで、EXISTはその正規施工店です(RAPTOR JAPAN 公式の施工店一覧に掲載。認定番号 241239)。
塗るか、塗ってある車に買い替えるか
いま乗っている車を塗る費用と、すでに塗って仕上げてある車に買い替える費用は、思っているほど離れていないことがあります。当店は中古車も、塗ってから店に並べています。
全塗装は2〜4週間が目安です。ラプター自体は触れるまで1時間、完全硬化まで12〜72時間(膜厚による)。下地づくりと分解にかかる時間のほうが長くなります。代車をご用意していますので、日程が決まったら早めにお知らせください。
黒・白のほか、TINTABLE というベースに塗料を混ぜて色を作れます。混ぜられるのは5〜10%程度なので、落ち着いた色が得意です。
洗車機は避けてください。ブラシがざらついた面に当たります。高圧洗浄機も当てないでください。凹凸に入った汚れは、日頃の手洗いでこまめに落とすのがいちばんです。
塗装の色を変えても、現行の自動車検査証に「車体の色」の記載はなく、変更登録の対象にも含まれません。届出なしで車検も通ります。
受けています。ディーラー・整備工場・板金屋さんからのご依頼に対応しています。詳しくはラプターライナー塗装のページをご覧ください。
下地の作り方と膜厚で決まります。ラプターライナーは剥がれるのかに、原因と条件を書きました。
ツヤのある仕上がりが欲しいなら、普通の全塗装のほうが確実です(全塗装・オールペン)。
傷んでいるのが1か所だけなら、全部塗る必要はありません。板金塗装か、部分施工で足ります。
車種と年式、塗りたい範囲、今の状態が分かる写真。この3つで、おおよその金額と日数をお返しします。
メールでのご相談は無料です。お電話(0567-23-5722/10:00〜19:00)でも。
施工ずみの車を、そのまま買うこともできます
自分の車に施工するほかに、当店が先に仕上げた車を買うという選び方もあります。いま店にある30台のうち23台がラプターライナー施工ずみ。塗装代を別に払う必要がなく、支払総額に全部入っています。